妹島和世はなぜ建築家に?経歴や受賞歴、建築作品も調べてみた【NHKアカデミア】

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建築家の妹島和世(せじまかずよ)さんが「NHKアカデミア」に出演されます。

妹島さんといえば、世界的建築家で数々の賞を受賞している建築界のスターですが、建築家を目指したきっかけは何だったのでしょうか?

経歴受賞歴建築作品と共に見てみましょう。

妹島和世さんの経歴と受賞歴

  • 生年月日 1956年10月29日(65歳)
  • 出身地 茨城県日立市
  • 最終学歴 日本女子大学大学院 修了

父は日立製作所の技術者で、専業主婦の母と弟2人の5人家族で育ちます。

高校まで地元の公立校に通い、運動部に所属していて体育会系でした。
日本女子大学の住居学科に進学し、大学院に進みます。

大学院を修了後の1981年に伊東豊雄建築設計事務所に入所し、在籍時には東京遊牧少女の包神田Mビルなどを担当しました。

1987年、妹島和世建築設計事務所を設立し独立します。

1989年に、新人建築家の登竜門と言われる第6回吉岡賞を受賞。

1995年には建築家ユニットのSANAA(サナア)を西沢立衛さんと共に設立。

1998年に日本建築学会賞を受賞し、2004年には ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞を受賞します。

2010年、建築界のノーベル賞であるプリツカー賞を受賞。女性として2人目日本人女性としては初めてのことでした。
同年、第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展ディレクターを務めます。建築部門の最高責任者に日本人および女性の起用は初めて

2016年にはオックスフォード大学の名誉学位授受。紫綬褒章(社会や公共の福祉、文化などに貢献した者に天皇から授与される)も受章しました。

2022年、第33回高松宮殿下記念世界文化賞建築部門を受賞しています。

その他多数の賞を受賞。

スゴイ経歴ですね!

妹島和世さんはなぜ建築家になったのか?

小学校低学年の時に母が定期購読していた『婦人之友』という雑誌で、建築家の菊竹清訓さんの自邸「スカイハウス」を目にしました。こんな家があるのか!と大きな衝撃を受けたそうです。

その頃に家族の間で家を建てる話が持ち上がり、色んな間取り図を描いて親に見せていた妹島さんですが、計画は頓挫して実現しませんでした。

小学校高学年になると人形遊びに夢中になり、段ボールなどでドールハウスを作っていたそうです。

その後は建築のことをすっかり忘れていましたが、大学を選ぶときに消去法で建築科を選ぶことになりました。

大学の図書館で建築の雑誌を読んでいた時に、幼い時に見た「スカイハウス」が建築史上に残る建物だと知り強く惹かれたそうです。そして勉強に本腰を入れるようになったとか。

幼い時に出会ったものに大きくなってからまた出会うなんて、運命を感じますよね。

妹島和世さんの建築作品

調布駅北口交番(1994年)

岐阜県営住宅ハイタウン北方(2000年)

金沢21世紀美術館(2004年)

グレイス・ファーム(2015年)

素敵な建物で、見ているだけでワクワクしますね。

まとめ

妹島和世さんは幼い時に見た建物に衝撃を受け、たまたま大学の建築科に進みましたが、大学で幼い時のあの建物がスゴイと知り建築に目覚めました。

その後は才能を開花させ、意欲的に建築しあらゆる賞を受賞しています。

そんな妹島さんが「NHKアカデミア」でわたしたちにどんなことを教えてくれるのでしょうか?楽しみですね!

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