小説家でエッセイストでもある村田沙耶香(むらたさやか)さんが「言葉にできない、そんな夜」に出演されます。
“言葉”がテーマの番組ですが、文章を書く仕事をされている村田さんは適役ですね。
村田さんについて調べてみると、書く作品は“こわい”というか不気味な世界観のものが多く、作家仲間からは“クレイジー沙耶香”というあだ名までつけられています。
芥川賞や三島賞を受賞されている実力者の村田さんは、小学生の時から小説家を目指していたそうですよ。
どんな方なのか、深掘りしてみました。
村田沙耶香さんのプロフィール
- 生年月日 1979年8月14日(43歳)
- 出身地 千葉県印西市
- 最終学歴 玉川大学文学部
父と母、6歳上の兄と4人家族で、保守的な家庭で育ったそうです。お兄さんの将来は医者か裁判官と決められていて、村田さん自身も女の子らしくするように教えられていました。
大学に在学中から小説の執筆のためにコンビニでアルバイトを始めます。バイトをすることによって生活のリズムを作り、毎日小さな締め切りがあるように感じていたとか。
2016年に芥川賞を受賞後もバイトを続けていたそうです。
そんな村田さんの2022年9月現在の最新作は『信仰』です。短編とエッセイ集となっています。
村田沙耶香さんは小学生から小説家を目指す
村田さんの母と兄が読書家で家には書棚に本がいっぱい並んでいて、幼い頃から本を読む環境があったそうです。
小さい頃は少女小説が好きで、『ゆうれいママ』シリーズや『うらないトリオ・キューピッズ』シリーズなどを読んでいた村田さん。空想癖があり、ロマンチックな話に憧れて小学3年生から自分で少女小説を書いていました。
しかし高校時代にはスランプになって一行も書けない日々が続いたんだとか。
それが横浜文学学校で小説家の宮原昭夫さんに教えてもらうようになり、肩の力が抜けてやっと書けるようになりました。
そして『授乳』で小説家デビューを果たします。大学院生の先生と受験を控えた女子中学生のお話しです。
“クレイジー沙耶香”!!
村田沙耶香さんは朝井リョウさんや加藤千恵さんなどの作家仲間から“クレイジー沙耶香”と呼ばれています。
結婚したらどんなメリットがあるかという質問に「あなたが死んでたら気づくことができます」と答えたり、好きな人に告白して「度肝を抜かれましたか?」と質問する、というエピソードなどからクレイジーという表現をされようです。
また作家として様々なインタビューに答えておられますが、その回答からクレイジーという言葉を使われることが多いみたいですね。
「小説を書いていない時でも、頭の中でずっとお話を考えている」とか、「寝るときは自分じゃない別の人になりきらないと寝付けない」、「いきなり抱きつかれても過剰反応するとセクハラになってしまうので通常通りにしようとした」など、思いつかないような言葉が飛び出しています。
そんな村田さんだからこそ、誰も思いつかないような題材の物語が書けるのかもしれませんね。
まとめ
幼い頃から本を読むことが好きで、小学生の時には小説家になるべく執筆していたという村田沙耶香さん。
大学を卒業後すぐにデビューし数々の賞を受賞していますが、かなり変わったエピソードから“クレイジー”と言われています。
そんな常人が考えそうもない発想力の持ち主の村田さんが「言葉にできない、そんな夜」に出演し、どんなことを語るのでしょうか。楽しみですね!