小説家の長岡弘樹(ながおかひろき)さんが、「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」に愛猫の“ふく”と“まり”と共に出演されます。
長岡弘樹さんといえば、『教場』が木村拓哉さん主演でドラマ化されたことで有名な作家さんです。小説家としてデビューしたきっかけや経歴、そして受賞した作品ってどんなものがあるんだろうと思ったので調べてみました。
長岡弘樹さんの経歴
- 誕生年 1969年(53歳)
- 出身地 山形県山形市
- 最終学歴 筑波大学第一学群社会学類卒業
子供の頃は本をあまり読まなかったようですが、大学に入学してから色々な小説を読んだそうです。逢坂剛さんが直木賞を受賞した『カディスの赤い星』を読んだときに「こんなに面白い小説があるのか!」と衝撃を受け、さらに多くの本を読むようになりました。
そして大学4年生の時に小説を書き始め、ショートショート(小説の中でも特に短い作品)を投稿するようになります。卒業間近の頃には小説家になると決意していたようです。
でも団体職員として就職すると、毎月決まった給料をもらい休みの日には友人と遊びに行くということが楽しくなり、創作活動から遠ざかってしまいました。
長岡弘樹さんの小説家デビュー
そんな日々を30歳近くまで送っていましたが、本格的にチャレンジする最後のチャンスと思い仕事を辞めて書くことに集中します。
2003年に『真夏の車輪』で第25回小説推理新人賞を受賞します。賞に応募し始めて約3年後のことでした。
※『真夏の車輪』は短編小説集『傍聞き』に収録されています。
そして2005年には『陽だまりの偽り』で単行本デビューしました。
小説は賞をもらいプロとしてデビューするのはハードルが高いというイメージです。本格的に取り組みだしてから3年で受賞している長岡弘樹さんは、小説家としての才があったということではないでしょうか?
長岡弘樹さんの受賞作品
長岡弘樹さんの主な受賞作品を紹介します。
2008年に『傍聞き』で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞しています。
※レビューより
簡潔な読みやすい文章で、すらりと読んでしまいました。読み終わるのが寂しい位面白く、深いのですが。ひとつひとつのストーリーに感動して、また胸が温かくなりました。もう一度ゆっくり読み返します。
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2014年 、テレビドラマ化もされた『教場』は第14回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補になり、週刊文春ミステリーベスト10では第1位、このミステリーがすごい!で第2位、第11回本屋大賞で6位に選ばれました。
※レビューより
警察学校を舞台にした小説は他になく貴重
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読んでる途中ですが面白かったら続編も読んでみたいです。
2015年には『波形の声』で第17回大藪春彦賞の候補作品に選出されます。
※レビューより
相変わらず、読み終わった後は心に沁みます。ストーリーも凝っているので、読み応えがありました。決して難しい話ではありませんので、読み易かったです。作者さんは、人間の心をよく理解されているんだなぁと思いました。
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わたしはまだ読んだことはないですが、長岡弘樹さんは人間の心理を丁寧に描写する作家のようですね。
短編集を多く書いている方なので、読みやすい短編から取り組んでみようと思います。
まとめ
大学の時に読書に目覚め小説家を目指すも、社会人になると遊ぶことに夢中になってしまい、本格的に取り組みだしたのがアラサーになってからという長岡弘樹さん。
文学賞の受賞作品も好評で、テレビドラマ化までされています。
そんな人気作家の長岡弘樹さんと愛猫の日常が垣間見れる「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」。見ると癒されるかもしれませんね。