ルポライター・ジャーナリストの多田文明(ただふみあき)さんが「所さん!事件ですよ」に出演され、詐欺の解説をするようです。
マスコミに詐欺や悪徳商法の評論家として引っ張りだこの多田さんですが、若い頃には今話題の旧統一教会の信者だったこともあるとか。
なぜ宗教に入信したのか、詐欺や悪徳商法のジャーナリストになったきっかけは何だったのか?詳しく調べてみました。
多田文明さんのプロフィール
- 生年月日 1965年3月31日(57歳)
- 出身地 宮城県仙台市
- 最終学歴 日本大学法学部 卒業
大学を卒業後、ルポライターとして活動を始めました。(※ルポライター・・・自ら現地に赴いて取材した内容を放送・新聞・雑誌などの各種メディアでニュースとして報告する者)
多田文明さんは旧統一教会の元信者
1987年から1996年まで旧統一教会の信者だった多田文明さん。22歳の時にどうして宗教に入信することになったのでしょうか?
大学4年生の時に友人からバレーボールに誘われて行ってみると、自己啓発の勉強を紹介され「就職に有利だから」などと言われ納得してしまいました。
それから少しずつ教義を刷り込まれ、「神の子にならないと地獄に落とされる」という恐怖心を植え付けられたそうです。統一教会だと分かった時には、後戻りできない心理状態だったとか。
その後10年にわたって信者として活動していて、合同結婚式に参加したり霊感商法にも携わっていました。
そこまでどっぷりと浸かっていたのに、どうして脱会できたのでしょうか?
「僕が幸いだったのは、家族や親族たちが諦めずに僕を脱会させようとしてくれたこと。叔父は仕事を辞めてまで僕を脱会させようとし、学校の先生までもが説得に来てくれた。最初は『サタンに取りつかれた人たちが何を言ってるんだ』と思っていたが、何度も何度も説得を受けるうちに、僕のせいで家族が壊れていることを理解して徐々に脱会に向かっていった」
東スポWeb
家族の熱心な働きかけで目が覚めたんですね。
今回、安部元首相の事件があったことで、多田さんご自身の経験を語る決意をされたそうですよ。
正体を隠して近づき、気が付いた時にはマインドコントロールが始まっているなんて本当に恐ろしいです。
多田文明さんが悪徳商法・詐欺の評論家になったきっかけは?
多田文明さんは2週間に一度は勧誘されるという自らの体験を生かし、2001年に情報雑誌『ダカーポ』にて“誘われてフラフラ”の連載を担当しています。
それがきっかけで、キャッチセールス評論家になったようですね。
そしてこれまでに受けた勧誘に潜入取材を繰り返し、100以上の経験を積み『ついていったらこうなった』を出版しました。
この書籍が元になったテレビの特別番組が2007年に放送され、第8弾まで制作されます。多田さんご自身が監修され出演までしているとか。
以降、あらゆるメディアを通して詐欺・悪徳商法などの実態や対策を発信し続けています。
その根底にあるのは、やはり旧統一教会で10年間活動した体験だそうです。
「人をだましてお金をむしり取る行為は許されない。まずは身の回りの悪質商法の手口を明かし、知ってもらって身を守ってもらいたい」。そんな思いが出発点だった。
朝日新聞デジタル
経験者が語ると説得力がありますね。
ご自身の失敗を糧とし、仕事に生かしまた社会の為に役立つ情報を提供されているなんて、素晴らしいですね。
まとめ
テレビでよく見る詐欺・悪徳商法評論家の多田文明さん。実は旧統一教会に10年入信した経験があり、その経験があったから現在の活動を行っているということがわかりました。
「所さん!事件ですよ」ではSNSなどの詐欺について実際にあった話と共に語られるようです。
情報を取り入れて、わたしたちも騙されないようにしたいですね!