ゲームクリエイターの上田文人(うえだふみと)さんがNHKの新番組「ゲームゲノム」に出演されます。
上田文人さんといえば『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』の開発者として有名ですよね。番組でもゲームのことを深掘りするようです。
大人気作を生み出した上田文人さんですが、なぜゲームクリエイターになったのでしょうか?詳しく調べてみると、松本人志さんや米津玄師さんも上田さんのゲームを絶賛しています。
経歴と共に見てみましょう。
上田文人さんの経歴
- 生年月日 1970年4月19日(52歳)
- 出身地 兵庫県たつの市
- 最終学歴 大阪芸術大学芸術学部美術学科(油絵学科現代美術専攻)卒業
幼少の頃から絵を描くことが得意でした。実家では犬や猫、アヒルやリスザルなど様々な動物を飼っており幼い頃から動物と触れ合う生活だったそうです。
小学生の時はアニメ映画が大好きで、『のび太の恐竜』を劇場に観に行ってハマりました。
中高生になると自分でアニメ雑誌を読んで研究したり、パラパラ漫画も描いたそうです。また、家庭用ゲーム機“セガ・マークⅢ”を初めて買ってもらい、夢中になって遊んだとか。
プログラミングも挑戦してみましたが、難しくて挫折しました。
上田文人さんはなぜゲームクリエイターに?
大学を卒業後に、美術作家を目指していたためアートの足しになればと“Amiga”(コンピューター)を使いCGを独学で学びました。当時放送していた『ウゴウゴルーガ』という子供向け番組を見て、CGに興味を持ったそうです。
自分で作品を作っていましたが、だんだんアートよりも3ⅮCGアニメーションにはまっていきました。
そして就職先を探す際に、3DCGの知識とセガのゲーム好きという志向が合致したゲーム業界に絞ったそうです。
1995年に株式会社ワープに入社し、『エネミー・ゼロ』の開発に関わりました。
その後自分の作品を作りたいと会社を退職しますが、貯金が尽きてしまいアルバイトをすることに。
バイトの面接に行きましたがフルタイムで働くことを勧められ、1997年にソニーコンピュータエンタテイメント(SCE)に入社します。
そこで自分の作品である『ICO』でディレクションを担当し、2001年に発売しました。
その後、『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』を発表し、高い評価を受け様々な賞を受賞します。
松本人志さんや米津玄師さんも絶賛するゲーム
松本人志さんは自身のラジオ番組で、『ワンダと巨像』をプレイしその世界にはまっていることを語っていました。さらにはテレビ番組でも、今までプレイしたゲームベスト3に入ると絶賛しています。
また米津玄師さんも上田文人さんのファンであることを公言しています。
『ICO』発売20周年を記念して、米津玄師さんよりお祝いのコメントをいただきました!#ICO20thANNIVERSARY pic.twitter.com/dlzr2XUfzB
— genDESIGN (@genDESIGN_Inc) December 7, 2021
『ワンダと巨像』についてはこうコメントしています。
ゲームをやっていると言うより物語の中に没入していく感覚があります。研ぎ澄まされたシンプルさが潔くて、本当に美しいゲームです。俺のバイブルと言うか、根底にあるものの1つで、ものすごく色濃く影響を受けていて、自分の音楽とわりと近い位置にあるものなので。
ファミ通.com
他にも多数の著名人が上田文人さんの作品を高く評価しています。
多くの人に衝撃と感動を与えるゲームを作り出した方なんですね。
まとめ
幼少時から絵を描き、アニメ映画やゲームにはまった中高生時代を過ごし、芸術大学に進学して作家を目指しますが、独学でCGを学ぶとはまってしまいます。
そして好きなことと得意なことを生かすためにゲーム会社に就職することになった上田文人さん。
そこで才能が開花し、発表する作品すべて大人気となりました。
そんなゲームクリエイターの上田文人さんが「ゲームゲノム」ではどんなことを語ってくれるのか、楽しみですね!